ハリネズミの星 2


ハリネズミたちは、崖の下の森にアメジストのライオンを見つけると、驚いて崖を上って逃げていきました。


二人のハリネズミたちは、村へ戻ると、森の長老であるふくろうの元へ話に行きました。


『大変じゃ!』


ふくろうは、大慌てで翼をバタつかせながら、村のはずれにある大鳥の家へ飛んで行きました。


3羽の大鳥は、森へ大きな船を引っ張ってくると、二人のハリネズミたちが乗り込みました。

森の上を大きな船がゆっくりと進んでいきます。



さっきの森には、大きなアメジストのライオンが横たわり、大きな黒いゴリラがいました。


ハリネズミたちが進んで来ると、ゴリラは、森から星へゲートへのしのしと歩いていきました。


ゴリラが星のゲートを開けると、ハリネズミたちの船は星の外へ進んでいきました。


『やれやれ、なんとか全員助かってくれい。』


ふくろうは、ゴリラの背中にとまると、ハリネズミたちの船を見送りました。



ハリネズミの星のほかに、ライオンの星がありました。


ライオンの星は、どこかの星と戦争をしていました。


突然、ライオンの星の岩が、メキメキメキと人の姿になったかと思うと、岩の人は巨大な石の槍を空へ振り投げました。


巨大な石の槍は、空を切り裂き、どこかの星へ飛んでいきました。


ドーン。


大きな音が遠くで響き渡ります。


ライオンの星には、大地があり、空があり、森がありましたが、ライオンはどこにもいませんでした。


凄まじい戦いの末、ライオンの王は、星の宝石をかかえて、ハリネズミの星へ逃げたのでした。


ハリネズミたちの大きな船は、宇宙へ漕ぎ出すと、ライオンの星から散らばったライオンたちを探して、船へ乗せました。


ハリネズミたちは、すべてのライオンたちを救出すると、再びゴリラの守る星のゲートをくぐりました。


ライオンたちは、森の長老に迎えられ、ライオンの王と星の宝物である星の宝石が無事なことを知って、喜びました。


ハリネズミたちとライオンたち、ふくろう、ゴリラとライオンの王は、永遠に仲良く暮らしました。


ー 終 ー



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