音とパレット

 
日々、作曲をしていますが、いろいろな音楽も聴いています。
 
最近は、お題で曲を作る方もおられます。
 
子どものころは、標題音楽が好きでした。
 
タイトルがあり、様々な風景を音楽で奏でるということは、絵を見たり、絵画を描いたりするように感じます。
 
つい最近、聴いた曲は、『悲しい』というお題で作曲されたものでしたが、なぜか悲しくない・・・いろいろ聴いてみましたが、音が明るいことに驚きました。
 
今の人の感覚では、『悲しい』ということが、ノスタルジー、ちょっと寂しい感じ、失恋の後のほろ苦い感じなのか、『悲しい』にもいろいろある、と言えば、それまでですが、ちょっと違うようにも感じました。
 
 
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絵で、『空』を描くとします。
 
空は、青い、暗い、夕日、曇り空、雨空などがあるとしても、思い浮かべるのは『青』で、灰色、赤やオレンジもありますが、空をグリーンでは塗らないと思います。
 
音楽で、悲しいものをあらわすのに、Major メジャースケールは使わらないのですが、minor マイナースケールや様々なコードを入れても、悲しいという感じにはなりません。
 
お題から、ズバリの曲を作るのは、作曲する以前に、言葉を捉えることが大切なように思います。
 
また、映画やドラマ、ゲームの音楽でも、緊迫した戦闘シーンで陽気な音楽や、主人公の死ぬシーンで明るい音楽はありえないので、いろいろな作品を視たり、聴いたりして、様々な場面にどんな音楽が使われているかをチェックするとよいと思います。
 
 
『音のパレットを考える』
 
 
作曲のレッスンで言われたことですが、今も時々思い出します。
 
音と色と言葉もまだまだ学び続けています。
 
お題もいいですが、今日の気分で作るのもよいでしょう。
 
 
今日は、こんな感じです。
 

Bard Space

作曲家・作家 雪森 一花の作品スペース ー 作曲と創作の日々 ―